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「悪いが俺は休暇だ」…紅の豚のポルコ・ロッソばりにクールに仕事を断るための下準備

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悪いが俺は休暇だ

こんにちは、にわかジブリファンのNAEです。

スタジオジブリの映画「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソ。

「飛べない豚はただの豚だ」という名言はみなさんご存じかと思います。

ぼくもそのセリフは好きなのですが、最近は別のものに心打たれています。

それは・・・

「悪いが俺は休暇だ」

今回はそんなお話。

「悪いが俺は休暇だ」が登場するシーン

そのセリフが登場するのは、ポルコがライバルであるカーチスとの戦いに敗れた後。

ボロボロの飛べない飛行機を修理すべくミラノに向かうポルコに、出動要請の連絡が入ります。

そのときポルコが放つ一言が

「悪いが俺は休暇だ」

です。

「悪いが俺は休暇だ」と言い切れる理由

仕事道具である飛行機が使い物にならないので仕事なんてできない。だから断らざるをえないよね。

というところで止まってしまうと、学びがありません。

ここは少し、想像力を働かせてみましょう。


もしポルコの飛行機が飛べる状態だったら?

それでもなお「悪いが俺は休暇だ」と言い切れたとしたら、その理由は?

仕事に区切りがついている

彼の仕事は傭兵と同じで一発モノです。

依頼を完遂したら報酬をもらって終了。時間も短いため、複数の仕事を並行することはおそらく少ない。

シングルタスクで一つ一つに区切りがついているんですよね。

だからその区切りで「次は受けない。休む」と決めることができます。

実力が認められており、また仕事を受ける自信がある

次に、休暇明けにまた別の仕事を受けられるだけの実力と自信を備えています。

仕事を休むとウデはなまるものです。しかしおそらく彼の場合、飛行機は自転車と同じで所作が身にしみついているのでしょう。

だからこそ、休暇明けにも求められる仕事をこなせる実力が保たれている自信があるのだと思います。

組織の縛りがない

組織に縛られない生き方をしているのもひとつの理由でしょう。

組織に所属すると、命令系統の一部に組み込まれ、役割を持つことになります。いわゆる歯車ですね。

組織全体は動き続けます。歯車もしかり。だから歯車が外れると組織は困ってしまうんです。

あ、でも歯車自体は悪くないんですよ。動き続けないといけないのは組織の事情なので、替えの歯車を準備するのは組織の責任です。歯車は全く悪くありません。

ポルコは組織の所属しないフリーランスです。だからこそ、歯車になりたいときを自分で選べるし、そこから外れて休暇を取るのも彼の自由なのです。

休暇を過ごせるだけの金がある

最後に、飛行機の修理と休暇を愉しむだけのお金をポルコは持っていました。

結局飛行機の修理代が予算オーバーして3ヶ月ローンを組まされてしまいますが・・・

何にせよ先立つモノはお金。お金がないと休暇も取れない。貧乏暇なしとはまさにこのことです。

日本のビジネスパーソンが「悪いが俺は休暇だ」と言い捨てるためには?

うらやましいですよね。「悪いが俺は休暇だ」と言い切って仕事から離れるスタイル。

これ、ぼくたち日本のビジネスパーソンにもできないものでしょうか?


お金や実力、組織の話は身も蓋もないので、「仕事に区切りをつける」という点で学べることを整理してみました。

持っている仕事を見える化しておくこと

ポルコの仕事は、受けた依頼をひとつひとつこなしていくスタイルです。マルチタスクはありません。

一方、ぼくたちの仕事はどうでしょう。あれこれ降ってきた仕事を同時並行で進めて、あっちは進捗30%、こっちは完了率70%、課題は、リスクは・・・とぐちゃぐちゃです。

そのようなスパゲッティ化した仕事がきちんと引き継げない限り、スパっと「悪いが俺は休暇だ」と言うことは難しいですよね。


そのため、持っている仕事を見える化して整理しておくことが最低限必要です。

どの案件の何を担当しているのか、各々の仕事はどんな状態か・・・

ToDoリストなり案件一覧なりにまとめてメンテナンスしておくといいでしょう。

仕事を「仕掛中」で放置せず、必ず区切りをつける

また、ポルコの仕事と違って、ぼくたちの仕事は長期間続きます。半日の空戦で終わるような単発ではありません。

そのため仕事そのもののステータス(進捗率など)も非常に複雑です。

ポルコの仕事は超ざっくり言うと

  • 依頼受理
  • 依頼完了(成功/失敗)
  • 報酬受け取り完了

というステータスしかありません。仕掛り中という状態がないんですよね。空戦に参上して結果を出すでがワンセット。

だから仕事終わりには毎回区切りが必ずついています。


さて、ぼくたちの仕事は上でも述べたとおり長期間になりがちです。どうしても「仕掛中」というステータスが発生してしまいますよね。

しかし「仕掛中」での引き継ぎは非常に手間がかかるもの。説明するだけでも時間が吸い取られていきます。

そのため仕事をするときには完遂までのステップ(段取り)を設計した上で、区切りのいいところまでは一気に進める、という進め方をするのが良いでしょう。

そうすれば、

「今は全体の中のここ」

とすれば引き継ぎもスムーズです。

メールの自動返信を設定しておく(細かいけど意外と重要)

手持ちの仕事が見える化され、それぞれのステータスもいい感じに区切りがついていて、引き継げる状態になりました。

引き継ぎ先も見つかり実際に休暇に入れる状態になったら、忘れてはいけないのが「悪いが俺は休暇だ」と伝えること。


所属する組織の外の人はあなたが休暇中だなんて知るよしもないので、気づく手段を準備しておきましょう。

でないと所属組織にいちいち問い合わせが飛んできたり、後日「返信がない!遅い!」と理不尽に怒られたり、いいことがありません。


最も手軽な手段が、メールの自動返信です。

といっても「悪が俺は休暇だ」と書くわけにはいかないので、

ご連絡ありがとうございます。XX〜XXまで休暇をいただいております。当期間中はメールの返信が遅くなると見込まれます。お急ぎの場合はXX(代理人)までご連絡をお願いいたします。

くらい書いておけばOKでしょう。

休暇に限らず、1日カンヅメの研修ですとか長時間のフライトですとか、折につけて自動返信を設定しておくとメール送信側は安心しますよ。

まとめ:休暇にむけて、仕事を整理しておきましょう

というわけで、「悪いが俺は休暇だ」と言い切りたければ仕事を整理しておきましょう、というお話でした。

過労や心労など、バツンと休みに入らなければならない場合もあると思います。そのときは遠慮せず自分を第一に考えて休むべき。

しかしそうでない場合は、手持ちの仕事はきれいに整理しておくほうが自分も相手も幸せになれると思いますよ。

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